全てのコースに「フル・ブローとアイロン」が含まれます。
「再現性」のその先にある「高揚感」を
札幌の美容業界では、あえてブラシを使わず手で乾かす「ハンドドライ仕上げ」が主流になりつつあるそうです。「家での再現性が確認できる」という素晴らしいメリットがあり、僕自身もその合理性には共感しています。
しかし、僕は、あえて「プロによるフルブロー」と「アイロン仕上げ」までをコースの標準としています。
理由はシンプルです。「美容室を出た瞬間が、人生で一番素敵な自分であってほしい」と願っているからです。
表参道や銀座、恵比寿、代官山で働いていた時も、周りの美容師達は仕上がりに拘り、競い合っていました。
僕なりの「二段構え」のレクチャーをお客様へ
僕は仕上げの際、いつもこのようなステップを心がけています。
まずはハンドドライで: 「お家でバッと乾かすと、こうなりますよ」というリアルな状態をお見せし、乾かし方のコツをお伝えします。
ただ手で乾かしているだけのように見えますが、実は、最終仕上がりのイメージを頭の中に描いています。どのスタイリング剤を使って仕上げるか、この後、お客さんは帰るだけなのか、お買い物をして帰るのか、それともお友達と待ち合わせするのかで、最終仕上がりのイメージも変わります。
画家が絵を描くときに、最終イメージに向かって筆を置くように、行き当たりバッタリで作品は作らないのと同じです。
イメージ通りに、ドライヤーの風の方向とキューティクルの方向、渦巻きの位置や毛流れ、前髪の分かれ癖などを計算してハンドドライをしていきます。
次にプロのブローとアイロンで: 「ここにお出かけ用のひと手間を加えると、ここまで輝きます」という、その方のポテンシャルを最大限に引き出します。
「自分でもできる再現性」を確認した上で、「プロにしかできない最高の結果」をお持ち帰りいただく。この両方をお伝えすることが、35年間僕を信じて通ってくださるお客様への誠実さだと考えています。
毎日を、特別な一日に。
「髪が綺麗になったから、ちょっと寄り道して帰ろうかな」 そんな風に、お客様の足取りが少し軽くなるような仕上がりを目指しております。
アイロンの通し方や、明日からのスタイリングが楽しくなるコツも、定規で測るようにはいかなくても、分かりやすく丁寧にお伝えいたしています。
